お口の健康を保つには、治療だけでなく、その後のメンテナンスを続ける事が大切です。

歯科予防

定期検診(メンテナンス)はなぜ必要?

自分の歯を長期間残していくためには、虫歯と歯周病のケアが必要になります。
でも少し前までの日本人の歯科に対するイメージは「痛くなったらいくところ」という考え方が主流でした。痛くないのに、悪くならないように、健康な歯と歯ぐきを保つために歯科医院に行くという考えを持つ人はほとんどいませんでした。
しかし、「治療だけではなく、その後メンテナンスを続ける事が歯と歯ぐきの健康を保つ」という科学的統計資料が出されたことなどにより、歯科へのかかり方の考え方は大きく変わってきています。
8020運動という「80歳で20本の歯を残しましょう」という目標が達成できるかどうかはこの定期検診(メインテナンス)は欠かせません。

定期検診では、こんな事をチェックします

1.治療した歯の様子はどうですか?
2.ブラッシングは上手くできていますか?
3.歯肉の具合はどうですか?
4.新しい虫歯は、出来ていませんか?
5.噛み合わせに問題はありませんか?
6.その他、気になるところは?

当医院では虫歯、歯周病の治療が終了し定期検診でおこしになられた方には、PMTC(専門家によるトリートメントケア)を行っています。虫歯になりやすいと感じている方、歯を極力削りたくない方、歯を長持ちさせたい方、茶シブやヤニの着色が気になる方におすすめです。

・1~3ヵ月に一度のケアをおすすめします。
・当医院では現在毎月100人近くの方がご利用しています。
・1回30分~1時間、費用は3000円程度です。

PMTCにはGC社のPTC(プロフェッショナル・トゥース・クリーニング)ペーストを主に使用しています。通常のクリーニング(歯石除去)の最終仕上げにも使用しています。ナノ粒子のハイドロキシアパタイトにより、歯の表面についたミクロの傷を修復し、プラークや着色のつきにくい健康な歯面に仕上げます。

・歯周病の改善(歯ぐきの下の歯垢を除去し、歯肉炎の症状を改善する。)
・虫歯の予防(バイオフィルムを破壊し、歯垢が付着することを防ぐ)
・審美性の向上(着色を除去し、光沢のある歯の表面に回復させる)
・歯質の強化(歯の再石灰化を促進し、歯を強くする)