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顎関節症は、そもそも特定の病名ではなく、さまざまな原因によって引き起こされる、あご周辺で起こる病気の総称です。
院長は大阪大学歯学部の「噛み合わせ科」で、9年間、顎関節症の研究と治療を行っていた「顎関節症の専門医」ですのでお気軽にご相談下さい。

顎関節症の主な症状

あごを動かしたときに痛むのが特徴。耳の前方にあるあごの関節、ほおにある筋肉(咀嚼筋)に痛み(だるさ)を感じます。あごを動かしていないときの痛みはあまりありません。

下あごの動きが制限され、大きく口が開けられなくなります。指を縦にそろえて2本以下しか入らないと要注意。いきなり口が開かなくなる場合と、徐々に開きづらくなる場合があります。

口を開けたり、ものを噛んだりするときに「カクン」「ガクガク」「シャリシャリ」「ミシミシ」といった関節の音がします。

  1. あごの関節に負担をかけるうつぶせ寝や頬杖
  2. 悪い姿勢
  3. 片方の歯だけで噛むといった癖や習慣
  4. 急に口を大きく開ける
  5. 顔やあごを打つ
  6. 歯を習慣的に噛みしめる
  7. 口を固く結んで動かさない

*パソコンの前で歯を食いしばっている人は顎関節症予備軍
*上と下の歯を接触し続けるだけでも、あごの筋肉には大きな負担がかかる
*疲労や精神的ストレスも原因の一つ

治療法

スプリントという装置を用いた対症療法

スプリントと呼ばれるマウスピースのような物をお口にはめてもらい、顎の関節にかかる負担を軽くするようにします。
初めは1~2週間に一度を目安に、状態チェックとスプリントの調整をします。
何回かの調整の後は、顎関節の状態により1~3ヵ月の間をあけて、様子をみたりスプリントの調整をします。

原因の除去

顎関節の原因には、不適合な詰め物かぶせ物によるもの、寝る時の姿勢や頬杖によるもの、成長段階において咬み合わせがおかしくなってしまったもの、虫歯や歯の喪失によって咬み合わせがおかしくなってしまったもの、片咬みなどの食習慣によるものなど様々な要因が考えられます。生活改善を行うだけで良くなるものや、咬み合わせを少し調整したり、虫歯や被せ物などをやり直すだけで良くなるものから、矯正などの処置が必要になってくるものなど、その原因によって治療法は様々ですので、詳しくは一度、ご来院のうえ、ご相談下さい。