一般歯科
親知らずって何?
親知らずが生えてきて痛い、とか親知らずを抜いたけど大変だった、というような話をよく耳にされると思います。親知らず(智歯)は、前歯から数えて8番目に当たる歯のことで、最も遅く生えてくる永久歯です。一般的には17歳から30歳ごろ、その多くは10代後半から20代前半にかけて、上下左右の一番奥に生えてきます。ところが、現代人の顎は次第に小さくなる傾向にあり、親知らずが正しく生えてくるスペースが不足しがちです。そのため、親知らずが頭を前にして横向きに生えてきたり、半分しか生えない(半埋伏状態)、あるいは埋まったまま出てこない(埋伏状態)場合が正常に生えてくるケースよりも多く見られます。また、人によっては親知らずが元々なかったり、あっても上下左右の4本が揃っていない場合もあります。レントゲンで見ると、親知らずの状態がうかがえます。奥歯の部分が痛み出したり、はれぼったく感じるときは、むし歯ではなく、親知らずが原因で痛んでいることが多いのです。